レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2006年08月24日
- 登録日時
- 2006/08/24 12:35
- 更新日時
- 2006/08/24 14:24
- 管理番号
- 鶴図-2006-1
- 質問
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解決
お釈迦様が亡くなった時、そばに生えていたと言い伝えられる「沙羅双樹」はどのような木で、どのような花が咲くのか知りたい。できれば写真か絵で確認したい。
- 回答
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①複数の百科事典によれば、「沙羅双樹」はフタバガキ科の落葉高木で、中部インドからヒマラヤ山麓地方にかけて分布。釈迦が亡くなった時にこの木が2本ずつ生えていたという伝説から「沙羅双樹」といい、無憂樹(ムユウジュ),菩提樹(ボダイジュ)とともに仏教の三大聖木とされます。日本の寺院などに植栽されているサラノキ(シャラノキ)は、ツバキ科に属するナツツバキで、その名の由来は「沙羅双樹」にありますが、全く別種であることが判明しました。
②「沙羅双樹」は日本原産の樹木ではなく、中部インドからヒマラヤ山麓地方にかけて分布していることから、『原色樹木大図鑑』(北降館2004)には記載されていませんでした。『ヒマラヤ植物大図鑑』(山と渓谷社2005)に木全体の写真と花についても確認することができました。
- 回答プロセス
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一般に、日本では沙羅の木(シャラノキ)というと、日本では夏椿(ナツツバキ)のことを指すようだが、「沙羅双樹」は夏椿なのか?まず、仏教における「沙羅双樹」について調べ、その容姿については、植物図鑑等で確認することにした。
- 事前調査事項
- NDC
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- 植物地理.植物誌 (472)
- 参考資料
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『仏教植物辞典』(国書刊行会1979)
(『世界大百科事典』(平凡社2004)
『日本大百科全書』(小学館1994)) -
『ヒマラヤ植物大図鑑』(山と渓谷社2005)
『原色樹木大図鑑』(北降館2004)
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『仏教植物辞典』(国書刊行会1979)
(『世界大百科事典』(平凡社2004)
- キーワード
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- 植物-仏教
- 植物-ヒマラヤ
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000030167