レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2000年03月
- 登録日時
- 2005/12/07 18:09
- 更新日時
- 2022/09/05 14:06
- 管理番号
- 県立長野-00-008
- 質問
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解決
地球の歴史を24時間に喩えて表わしたものと、1年間に喩えて表わしたものとを見たい(人類の誕生は何時かなど)
- 回答
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1.12時間に喩えたものが掲載された資料
『新図詳エリア教科事典 生命・人体』(学習研究社 平6)[03-シ]p12
2.1年間に喩えたものが掲載された資料
『コスモス宇宙 第1巻』(カール・セーガン構成 旺文社 昭55)[538-148-1]p8-11
『同 第3巻』(同)[538-148-3]p57-97
これらの資料に拠れば、1においては、地球の誕生を0時とし、現在まで12時間たったと仮定して、古生代の始まりは10時28分34秒、中生代の始まりは11時24分0秒、 新生代の始まりは11時49分55秒となり、ヒトの出現は11時59分41秒となる。
また2においては、1月1日はビック・バン(大爆発)によって宇宙が誕生した日と設定され、その後の150億年を365日に縮めたコスミック・カレンダーが掲載されている。ここでは、2月の初めに最初の恒星と星雲(銀河)ができ、3月になると更に多くの星雲(銀河)が生まれている。4月に入って太陽系を含む銀河系ができ始め、銀河系の中で、最初の恒星が輝きだしたのは5月1日である。太陽の10倍以上質量のある重い星では、原子エネルギーを放たなくなった中心部は爆発的につぶれ、その反動でまわりの部分は吹きとんでしまう。このような超新星の爆発が初めておこったのは6月である。
超新星爆発のかけらから、また新しい星が誕生し、太陽系は9月9日に出現する。9月14日、地球と月が誕生する。9月25日頃に、海の中に生命を生みだすもとになる要素が現われてくる。10月2日には現在知られている最古の岩石が形成され、10月9日に最古の化石である細菌やランソウ類が生まれた。11月には、誕生時には地球と近接していた月が、しだいに地球から遠ざかり始める。
11月12日に、地球上に初めて光合成をおこなう植物が生まれ、11月15日に、核をもった最初の生物が現れる。12月には、大気が発達し始め、窒素8、酸素2という割合の大気ができあがる。12月17日、無脊椎動物が繁栄し、12月18日、最初の海洋プランクトンが発生し、三葉虫の全盛時代を迎える。12月19日、最初の魚類と最初の脊椎動物が誕生する。12月20日、植物の陸地移住が、翌21日には動物の陸地移住が始まる。両生類の出現は22日、爬虫類の出現は23日、恐竜の出現は24日、哺乳類の出現は26日、鳥類の出現は27日であり、28日には最初の花が誕生し、恐竜の絶滅が始まっている。29日、最初のクジラ類や最初の霊長類が現れ、30日、大型の哺乳類が栄える。12月31日午後10時30分、最初の人類が出現した。
- 回答プロセス
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① ヒトの誕生について、児童にもわかりやすいグラフ表示をしたものを見たという職員がおり、ヒントにする。
② 児童書の図鑑類を検索し、上記1の資料に至る。
③ かつてのテレビ番組「コスモス」で、問いの主旨のカレンダーを見たことがある職員がおり、この番組のナビゲーション役がコーネル大学のカール・セーガン博士だったことと、番組の関連図書が発行されていることを示唆される。
④ 自館システムで「コスモス」を書名検索、「セーガン」を典拠検索する。書名検索で上記『コスモス』を見つけ、現物の内容を見て、該当の頁に至る。
- 事前調査事項
- NDC
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- 自然科学 (400)
- 参考資料
- キーワード
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- 地球ー歴史
- 人類ー誕生
- 地球カレンダー
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 『なんでもきいてみよう』(県立長野図書館 平成12 第32集)収録レファレンス
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 一般
- 質問者区分
- 登録番号
- 1000025439